元々周りの人との関係性を大切にしながら仕事がしたいという価値観のもと、業界を決めずに就職活動をしていました。たまたま説明会に参加してアグレについて調べると、自社でアフターサービスまで一貫して行ってお客様へ安心感を提供しているところや、設立12年(就活当時)の新しい会社で、福利厚生や制度など色々な改革をしている最中だということを知り、お客様も社員のことも考えている「人を大切にしている会社」だと感じました。入社後のギャップは、入社前の「不動産の営業」のイメージとは全く違っていたことです。例えばチラシなどをたくさん配って「ガツガツ営業する」ような感じです。実際はどのような情報や素材をどんな形で提供すればお客様に訴求できるのかを戦略的に考えて取り組むことが多く、配属されたチームでは、新しいことにもどんどんチャレンジしています。私は新しいことを学ぶのが好きなので楽しいですし、自分にとても合っているなと思っています。
所属するチームでは販売戦略としてSNSの活用に力を入れており、私はその中でも近々販売を開始する物件のYouTubeの動画制作を担当しています。まず、チームで話し合って動画の構成を決めていき、撮影や編集は分担して行うのですが、一番大変なのは動画の構成を考えることです。お客様が知りたい情報、現地を見てみたいと思っていただける情報を不動産の知識がなくても伝わるように説明するのがなかなか難しく、客観的な目線で伝えられるように模索しています。また説得力のある内容にするため、土地の仕入担当者に地域の特徴や魅力をヒアリングしたり、設計担当者には建物のコンセプトや号棟ごとの特徴を動画内で説明してもらうなど、協力していただいています。どんな動画を作ればお客様にとって分かりやすく、魅力的に感じていただけるか、日々探求ですね。動画投稿後、「YouTubeを見て購入したいと思いました」と実際にご来場いただいた時は嬉しくてやりがいを感じます。
今後は、動画のバリエーションをもっと増やして単なる物件情報案内にとどまらず、YouTubeらしいエンターテインメント性がある動画制作にも挑戦したいです。動画制作は社会人になってから始めたので、お洒落な動画を撮るカメラ技術、場面切替やエフェクトなどのテクニックもまだまだ勉強していきたいですね。
ご購入を決意していただける接客をするには「想像力が大事」ということを上司がよく話しています。例えば、買いたいという意欲は見えるのに、なかなか決断に踏み出せないお客様がよくいらっしゃるのですが、それはなぜだろう?と相手の心理や思考までよく考えるんです。それを意識すると、「間取りでネックなところがある」と最初は仰っていても、実は「駅から少し遠いのが気になっていた」など別の理由があったのが分かることがあります。そういう時は、駅の利便性や、周辺の物件と比べてアグレの住宅にはあるものを説明するなど、別のアプローチに切り替えます。学生時代はホテルでアルバイトしていて、「相手のニーズを理解して対応する」シーンはよくありましたが、その時は一定のパターンやマニュアルがあり、それを頭の中から引き出すことがメインでした。今は、その一歩先の「相手に対して想像力を働かせ柔軟に対応する」段階へ成長できたと思います。
購入申込から引渡しまで、建物が完成済の場合は約2か月、完成前に契約した場合だと長くて半年程同じお客様とやり取りすることもあります。契約後は様々な疑問やご心配、オプション工事の依頼などが出てくるもので、ほぼ毎日やり取りするお客様もいらっしゃいます。専門的な質問にはまだ自分で判断できないことも多く、上司や設計担当の方へ都度確認を取りながら間違いのないようにお答えするのは大変です。そんな中で、お客様の不安がどんどん解消され、無事に住宅ローンも通って安心していただき、引渡しの際に「ありがとう」の言葉を頂けた時には大きな達成感があります。
去年、大型の分譲プロジェクトがあった時に想定以上のご来場予約で人手が足りず、初めて一人で接客をしたことがありました。それまでは上司や先輩と一緒に接客していたため、一人で全てご説明するのは初めてでとても緊張しました。ただ、入社当初に上司から「どんなお客様がいらっしゃるか色々なパターンを事前にシミュレーションして、話の枠組みを事前に立てておくと良い」というアドバイスを貰っていたので、入念な準備をして挑むことができました。それでも対応できない質問はあったので、間違ったことを言わないように確認後に返答いたしますとお伝えするようにしました。緊張と不安もありましたが、その場で購入を決めてくださった時は嬉しかったですし、自分でもやれば出来るんだと感じました。その後は引渡しまで担当したので、自分の力を試して結果が出たとてもよい機会になりました。
入社1年目の時に宅地建物取引士に合格することができました。今後は、勉強した知識を実務と結びつけて活用できるように、また苦手意識のある住宅ローンなどの金融知識も高めていきたいです。建物や建築設備についても、自分の言葉でお客様へ分かりやすく伝えられるようになりたいですね。不動産業界は専門用語が多くて、知らない言葉が日々出てくるのでメモして調べたり、分からない事は聞きに行くようにしていますが、まだまだ勉強が必要だと思っています。