2020年 中途入社
新宿支店 設計

宮原 優実 YUMI MIYABARA

入社の決め手は何ですか?

自信を持って良い住宅だと言える家を作っていたからです。

私は中途入社で、新卒では大手の戸建分譲会社に入社しました。設計職を希望していましたが「建築現場の経験を積んでから設計に」と考え、現場監督(施工管理)をしていました。そして、いざ設計へ職種変更できるというタイミングで、せっかくなら「自分が本当に長く住みたい」と思える家づくりができる会社で働きたいと、転職を決意。アグレは、量産型の企画設計をしておらず、自信を持って良い住宅だと言える家を作っていると感じ、入社を決めました。

今どんな仕事をしていますか?

入社後初めての高価格帯物件を担当しています。

間取りや外観デザインは出来ており、今はキッチンの面材、建具(床材・ドア・カウンター等)の材質や色といった内観を検討しています。木材などはメーカーによって感触が違うので、実際にサンプルを触って確認します。また、素材の画像をCGに取り込んで、3D画面で角度を変えながら部屋全体の雰囲気を見ながら色味や柄を決めています。高価格帯であるからといって、ただ使用する素材を高いものに変えていくだけではなく、建物のコンセプトからしっかり考えることが大事だと思います。具体的な工夫としては、玄関を高天井にしてアクセントクロスにしたり、照明メーカーさんに室内が美しく見える照明プランを作ってもらったり、洗面所をホテルライクにするなど、通常の価格帯の物件とは一味違った高級感を感じていただけるような意匠を随所に施しています。

アグレの設計士としてのこだわりを教えてください。

住宅業界の「当たり前」をいかに乗り越えられるかを意識しています。

住宅業界の通説として「その部分はこうして当たり前」とされることや、土地の形状からして諦めがちなことに対して、始めから挑戦しようという気持ちで粘り強く取り組むようにしています。例えば、敷地の関係でどうしても窓面を広くとるのが難しく、納戸ができることがあります。暗くなりがちな納戸でも、最初の敷地の区割り段階から明るい納戸を作ることを念頭に計画すれば、実現することができます。日々「当たり前」をどうやって乗り越えていくかを考えていますが、それは土地仕入担当と設計担当が連携して、より良いプランニングを考える自社一貫体制だからこそできる可能性の追求であり、他社との差別化に繋がると思っています。
一般論や常識に囚われず、お客様のリアルな生活を想像することで本当の暮らしやすさを追求していきたいと考えていますが、それが独りよがりにならないように、内覧会などでお客様の生の声を伺うということも大事にしています。

仕事をする上で大事にしていることは何ですか?

様々な立場の人と良好な関係を築きあげていくことです。

設計担当は、いろいろな立場の人の間に立って調整することが多いです。例えば、建築中の物件で販売営業から一部仕様変更のリクエストが来たとします。建物の構造に支障がなければ途中でプランを変更することもできますが、自分の立場だけを考えてOKとは言わず、必ず現場の施工管理担当に相談し、工事側に負担が出ないか確認してから判断するようにしています。当然のことですが、家一軒建てるのにたくさんの立場の人々が関わります。設計担当は、多くの人が関わるからこそ生まれる行き違いや意見の相違を上手く取り持ち、スムーズにプロジェクトを進めていく潤滑油のような存在です。自社一貫体制においては、特に社員同士の協力が不可欠になりますので、相手のことを思いやる気持ちを忘れないようにしています。

この職種で活躍できる人はどんな人だと思いますか?

視野が広い人と、チャレンジするのが好きな人です。

アグレの設計担当は仕事の領域がとても広いので、プロジェクト全体を見た上で「今優先すべきことは何か」、「どこをこだわるべきか」を考えられる力が必要になると思います。また、入社前は「1日中机に向かって図面を描いている」というイメージを持っていましたが、想像以上に表に顔が出て、お客様と接する機会が多いです。YouTubeでの物件紹介動画でも設計担当が出演して説明しているので、内覧会などでお客様にお会いした際「YouTubeに出ていた方ですよね?」とお声がけ頂くこともあります。気恥ずかしさもありますが、自分自身で間取りの意図を伝えることができ、それがご購入の後押しになっていることはモチベーションにもなるし、貴重な経験になっています。家づくりに関わるいろいろなことにチャレンジするのが好きな人は、向いているのではないかと思いますね。

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